面接の改善

採用面接の質を改善する方法

現代の企業は、質のいい人材を求めています。しかも現在売手市場がつづいているため、就職活動をする大学生にとっては非常にいい状況であることは間違いありません。しかし、起業家側からすれば、人材育成コストをあまりかけたくないのが正直なところ。企業の理念にあう人材を探し、さらなる企業成長を狙える人材を採用したいと考えているため、直接学生とあって採用の判断を下す面接官の責任は重大です。また、社会的に圧迫面接のような社会問題を引き起こしかねないので、良い人材を見抜くためには採用面接の質を高めるところから始めましょう。

効率の良い質問方法

面接官は限られた時間の中で、ダイヤの原石になる人材を見抜かなければいけませんので、効率の良い質問が求められているのは言うまでもありません。では、具体的にはどんな質問がいいのでしょうか。

面接官は、まず学生が話しやすい空気を演出しなければなりません。何故なら、学生の本音を引き出すにはリラックスできる環境を作ることが大切だからです。あるアンケートによると面接をした学生の7割から8割が面接の環境で入社意欲が減ったという結果が出ており、その理由として、面接官とどれだけ本音で語り合えたかという点が欠けてしまっているというのが大きいのです。友達同士のように、フランクにというのは無理ですが、面接官は日常会話などを織り交ぜた質問を交互にしたりして、そこから学生の本音をどれだけ聞き出せるかがポイントとなるのです。

例えば、学生とコミュニケーションがとりやすい質問としては以下のようなものがあります。

・会社への交通手段
・会社へはどれくらいでついたか
・面接前はよくねむれたか
・会社についての印象
・筆記試験の具合

他にも、イエスorノーで答えられるような簡単な質問も、学生とのコミュニケーションがとりやすいです。面接を始める前に来社した感謝の気持ちを伝えたり、面接官の自己紹介やスタンスなどを織り交ぜても効果的ですね。

貸し会議室で面接をする

最近では、自社の会議室ではなく貸し会議室で面接を行う企業が増えています。企業により様々な事情がありますが、概ね「大人数を受け入れられるスペースがない」ことや「待合室の確保ができない」などの理由が多いです。貸し会議室の中には、見晴らしのいいところもあるので、いつもの自社の会議室とは違った環境でリフレッシュできるというメリットもあるのです。

また、貸し会議室を面接で使う大きなメリットは、面接を受ける人数に合わせて部屋を選べることが挙げられます。面接シーズンになると、一日に何十人もの学生と面接する場合もありますので、その場合に適切な広さの面接場所を確保しなければなりません。東京都の中でも、JR線や市営地下鉄、つくばエクスプレスなど多方面からアクセスの乗り入れがしやすい秋葉原駅から徒歩圏内にある貸し会議室では、8名から最大で200名を超える人数を収容できる貸し会議室が完備されています。

収容人数が選べるのはもちろん、アクセスもいいので面接をする側も面接を受ける学生も移動時間が短くなる分、有意義な面接時間を確保することができます。

貸し会議室は面接シーズンとなる6月以降は確保が難しくなるため、できれば早めに予約をしましょう。
また、貸し会議室が確保できたら面接者に対し、事前に自社とは別の場所で面接をする旨を伝え、面接会場となる貸し会議室までの交通経路やアクセス手段をメールなどで伝えるのも忘れないでください。