WOOPテクニック

実行のためのテクニックWOOP

目標を立てて、その実行のためのテクニックがあります。
それがWOOPというテクニックで、ニューヨーク大学やハンブルク大学の心理学者、ガブリエル・エッティング博士の考案です。

それによると、ポジティブ思考での目標達成という考え方でない方が良いということです。
博士は、ポジティブに考えると、成功したことのみを思い浮かべて、満足して終わってしまうからよくないといいます。
それよりも、目標達成のために起こるかもしれない余り良くないことを頭に置いて、目標達成に向かって、頑張る方が達成感が大きいということです。

博士の考えているWOOP法によると、WはWishで、こうなりたいという目標で、OはOutcomeで、達成の末に考えられる良いことです。
そして、もう一つのOはObstacleで、目標達成を妨げるものを意味し、PはPlanで、妨げがあったらできる計画を意味します。

目標設定の前には運動と瞑想が必要

このWOOPを推奨しているメンタリストのDaiGo氏は、目標設定の前にすべきことを、提唱しています。
それによると、ストレス解消のための運動と心を落ち着かせるための瞑想が良いということで、つまりイメージトレーニングです。
心の中で、成功をイメージして、気持ちを高めます。
そして、失敗したり挫折したりすることも考え、それをどのようにして、乗り切るかも想定しましょう。

このようにして、気持ちを良い方向に持っていって、心を穏やかにするのです。
WOOPには、想像する力も必要になります。

運動は簡単な家で、できるもので大丈夫です。
その場で飛んで腕立て伏せをすることを、30秒繰り返す運動がおすすめできます。
3分くらい休んだら、また再開する形です。
こういった運動で、ストレスを解消させて、瞑想すると心が穏やかになります。

そうしたことで、WOOPにふさわしい瞑想ができます。
集中力が高まって、瞑想することに集中でき、今の自分が見えるようになるでしょう。

マインドフルネス呼吸法

WOOPテクニックで、マインドフルネス呼吸法があります。
その方法をご紹介しましょう。

まずは背筋をまっすぐにして、背もたれから離れて椅子に腰かけ、お腹はゆったりさせます。
そして、手足の裏やお尻などが、重力に引っ張られるような感じになっているか、感じてみましょう。
それから、体中のあらゆる部位で、呼吸します。
たとえば、鼻や肺、深さのある呼吸などを身体で感じるのです。

そのようになったら、他のことを考えないようにします。
もしも、集中力が切れたと思ったら、すぐに呼吸をしてください。
このようにして、集中力を高めた上で、WOOPを実行します。
自分なりの目標を掲げて、その達成のために実践しましょう。