AIDMAの法則

AIDMAの法則は消費者の法則

AIDMA(アイドマ)の法則をご紹介しましょう。
この法則は、消費者に関する法則で、消費者が商品のことを知ってから、買うまでの消費行動を表しています。
まず、Aは「Attention」でその存在を知るということで、Iは「Interest」でどんなものか知りたいと思うことです。
そして、Dは「Desire」で欲することを意味し、Mは「Memory」で心の中に商品のイメージがあること、Aは「Action」で実際に買うということを意味しています。

消費者が商品購入までは、こういう5段階を経るのです。
あなたの場合も、この段階を経てほしい物を買っています。
物を欲しいと思ってから、買うまでのご自身の気持ちや行動を考えてみてください。

AIDMAの法則を生かした戦略

では、段階ごとに、商品を売る戦略を考えます。
まずは、知ってもらうためのAttentionですが、商品を知ってもらうことです。
そのためにはテレビやCM、Webでの広告が必要でしょう。

テレビやラジオ、新聞や雑誌という4つのマスメディアの他に、ネットのバナー広告や動画広告が有効です。
その他、TwitterやFace bookというSNS広告もターゲットを絞れるので、年代によっては良いでしょう。

次に、興味という意味のInterestですが、例えば、有名人を使ったCMで印象付けるというやり方などがあります。
特に、気になる有名人ならば、そのCMが心に残るでしょうし、そういう有名人でなくても、広告の文句が印象的だと、心に残り興味を引くでしょう。

そして、Desireで欲しくなるには、どうしたらよいかです。
そのためには、その商品を必要とする人をターゲットにします。
さらに、その商品独自の良さを大げさなくらいに、アピールするのです。
それから、その商品のメリットをわかりやすく伝えましょう。

Memoryで心に残るようにするには、電車のポスターや街中のポスターなどで、商品を消費者の心に残すことが大事です。
なるべく、ターゲットになる人の目の触れる場所に、ポスターを飾ると良いです。

最後にActionで、商品を買ってもらうには、買って後悔しないように、保証をつける、買い方がわからない人のために、購入までをわかりやすく案内することも大事です。
また、今はいらないと思う人の心を動かすには、数量限定などで、今買わないと損という気もちにさせることも、よい販売戦略になります。

消費者の気持ちを理解すると商品が売れる

このように、消費者の気持ちを理解してAIDMAの戦略を活用しましょう。
こうした戦略でヒットした商品はたくさんありますし、戦略にはまって買った消費者も多いです。

あなた自身も、消費者になることがあるでしょうから、自分の気持ちを照らし合わせながら、商品販売を考えるのもよいでしょう。
そういう時も、AIDMAが当てはまります。
そして、消費者が満足できるような良い商品を作ることも大事です。