プロジェクトのマネジメントを成功に導くための資格「PMI®」

PMI®とは

PMI®はプロジェクトマネジメントに関する国際的な資格のことです。
PMI本部が認定している資格であり、試験が実施されていて、そこではプロジェクトマネジメントに関する経験や教育、知識を測られます。
そして、試験に合格することができれば、プロフェッショナルとして認められるのです。
専門的な知識を有することを証明できるものであり、法的な資格や免許というわけではありません。

プロジェクトマネジメントに関する資格としてPMI®は広く認知されています。
ITや建設をはじめとして多くの業界において、PMI®はプロジェクトマネジメントスキルの評価基準として認められているのです。
プロジェクトマネジメントはどのような業界においても重要なスキルとなっています。
そして、PMI®は国際的な資格として認知されており、世界中でその価値を認められているのです。

したがって、PMI®の資格を取得することは、これから海外で働きたいと考えている人にとって大きなアドバンテージとなるでしょう。
また、すでにマネジメントの仕事をしている人にとっては、方法論を再整理することもできます。
キャリアアップのためにこちらの資格を活用することもでき、名刺に記載することもできるでしょう。

PMI®の取得や更新

PMI®は大卒以上の方から高卒以上の方でも受験することができるのですが、実務経験が必要です。
そこで求められるのはプロジェクトマネジメントの指揮や監督をする立場での経験です。
大学卒業の人の場合は、プロジェクト業務に4500時間関わっていることが必要とされます。
高校卒業の方の場合は、7500時間のプロジェクト業務の経験が要求されます。

また、試験に申し込みをする際には、プロジェクトマネジメント経験があることを証明しなければいけません。
さらにPMIに関する研修を35時間受講することも条件とされています。
これは公式な研修が条件となっており、大学やPMI支部、企業内教育などの提供する講習が対象となっています。
したがって、自分で書籍を読んで学習したことは研修とはみなされません。

これらの条件を満たす人が、試験の申し込みをして、実際に試験を受けることができます。
たとえ落ちてしまったとしても、1年以内に3回までならば再試験を受けることができます。

そして、PMI®の特徴として試験に合格したあともCCRというプログラムが用意されています。
こちらに従事することによって、継続的に教育を受けることができ、職務能力の育成を図ることが可能です。
また、更新費用を支払う必要もあり、3年におよぶCCRサイクルによってスキルや知識を維持できるのです。
このような仕組みが用意されているからこそ、PMI®の資格の価値が維持されているのです。

実際のPMI®の試験は英語によって出題されるのですが、日本語を選択することも可能です。
この場合、日本語による保護記述が表示される仕組みとなっています。