人間関係を良好に保つための学問「NLP」

NLPとは

NLPは神経言語プログラミングのことです。
人間は神経と言語によって物事を認識して体験を記憶しているのですが、これはそれぞれの人の中でプログラミングされています。
そのため、ある物を見たときに自動的に反応や行動してしまうことがあるのです。
そして、NLPはこのような人間の中にあるプログラミングを解明して、それを組み立て直すための方法を追求しているのです。

アメリカで開発された学問であり、心理学と言語学をもとにして人間のコミュニケーションに関する新しい知見を生み出しています。
日本でも民間団体が発足されており、どんどん普及が進んでいて、トレーナーの育成も行われているのです。

このNLPを通してコミュニケーションに関するスキルを高めることができるでしょう。
これまでなんとなく行ってきたコミュニケーションの仕方を見直して、より豊かなコミュニケーションができるようになるのです。
この学問を学ぶことによって、カウンセリングやコーチング、部下や生徒との接し方などに役立てられるでしょう。

ほとんどの仕事は人に関わることがあるため、多くの人にとってNLPは価値のあるものです。
どのような人でも身につけておいて損のないスキルであり、ビジネスでも役立つでしょう。
最近では子育てに活かすことができるとされており、主婦からも注目されています。

また、NLPは他者だけではなく自分とコミュニケーションするのを助けてくれます。
自分と向き合って、自分の気持ちを整理して、自分を見つめ直すことができるのです。

自分の中にコンプレックスやトラウマを抱えている人がいるかもしれませんが、それらを解消するためにも役立ちます。
目標を達成するためにはセルフイメージを高めることも大切であり、そのためのスキルも身につけられます。
とても応用範囲が広いのがメリットとなっており、NLPはとても人気が高いです。

NLPの試験内容

NLPは民間資格であり、日本にあるNLP協会によってさまざまな認定コースが開催されています。
このコースを修了することによって、資格を取得することができるのです。
したがって、試験を受けて合格する形式ではなく、気軽な気持ちで資格取得を目指せるでしょう。
事前に何か勉強をしたり準備したりする必要はないのです。

NLPプラクティショナーコースとマスタープラクティショナーコースがあります。
それぞれ40万円近くの受講費用がかかってしまうため注意しましょう。
NLPは書籍で学ぶこともできるのですが、講座に参加した方がより実践的な内容を身につけられます。
講義を受けてから実体験をしてそれをフィードバックしていくという流れがあるのです。

NLPの認定コースを修了すれば、そのあとはトレーナーの育成コースも用意されています。
また、NLPの体験講座も実施されているため、興味のある人は参加してみましょう。