ポジショニングマップ

マーケティング戦略を立てる上で活用したいポジショニングマップ

商品を購入してくれている、またサービスを利用してくれている顧客はどのような層なのか、どのような年代なのか、この商品は他社と競争するに当たり本当に優位性を持ったものなのか、こうしたことを考慮して商品などのポジショニングをみつけることは、企業にとって重要な事です。

マーケティング戦略を考える際、先読みするという事が求められていますが、いずれにしても、商品やサービス、業務のポジションをどのように求めていくか、これをしっかり考えなくてはならず、この時に活用できるのが、ポジショニングマップです。

ポジショニングというのは、商品やサービスについてターゲットとなる顧客にしっかり知ってもらうため、競争優位性が高い独自のポジションをしっかりと構築していくことが必要です。
ポジショニングマップではこのポジショニングを導くための手法です。

効果的な利用ができるポジショニングマップをどう作るか

縦軸と横軸を作り、四つの空間の中で業務を考えていくポジショニングマップは、例えば洋服の販売を考える場合、縦軸上が高額、下がリーズナブル、横軸右がスポーティ、横軸左がカジュアル、こうして縦軸と横軸を作り、四つに分けられたところに、競争相手を入れていきます。

スポーティで価格が高めという事なら、右上のエリアに入りますし、リーズナブルでスポーティという事なら右下、高価格だけどカジュアルという事なら左上・・という風に企業をそれぞれのエリアに入れていき、ではどの企業も属していないエリアはどの部分になるのか?これを考えることによって優位性を見いだすことができます。

ポイントはどのようなポジショニングマップを作るにしても、縦軸と横軸に独立性を持たせるという事です。
縦軸にも横軸にも同じような要素が入ってしまうと、何を見たいのか?はっきりしたエリア分けが出来ないマップとなってしまいます。

またその企業が扱っている商品を消費者が購入する時に、何を要因として購入するのか?という事を考えてマップを作るとより戦略を考えやすいポジショニングマップを作る事が出来ます。
こうした作ったポジショニングマップを見ると、そこにすいているエリア、空間が見えるエリアが出てきます。

そこには優位性があると考える事が出来るので、そこにポジショニングをとる事を考えていけばいいのです。
こうしたポジショニングは素早く変わっていくことも多いので、需要予測をしっかりと確認しながら、常に新しいポジショニングを考える必要も出てきます。

市場で何が流行っているのか、何が求められているのかという事を把握するためにも、ポジショニングわけをはっきりとマップの上に可視化すると、この先どのように動けばいいのか?という事も見えてくるのです。

4象限マトリクス

解析などに利用される図表、4象限マトリクスを知っているでしょうか

皆さんは4象限マトリクスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
最近この言葉はWeb、解析などの分野でよく利用されるようになっていますが、4象限マトリクスというのは、横軸、縦軸を中心点で交差させた図表です。
勉強の中でもこうした図表は見たことがあると思いますが、例えばWebサイトについての4象限マトリクスの場合、横軸にはサイトに入ってくる回数、縦軸にはチョッキする率などを示しているものが多いです。

こうした図表は会議などで利用されることが多く、プレゼンなどでも活用されています。
入口から入ってくる回数が多いけれど、直帰率が高いページという事は、内容をより深いものにしなければならないと考えることができる、入口から入ってくる回数は少なくても、直帰する率が低いという事は、内容が充実しているけれど入り方がわかりにくい、入ろうという気にならないスタートページという事になるので、サイトのデザインや広告などを考え直す必要がある・・などの分で気ができます。

しかしこの図表の特徴としては非常にどっちつかずな印象があるという事で、最終的にどのようにしていくべきなのか?という事を考える時には、議論ばかりになり結果がでなということもいわれています。

人材の指導等に利用されている4象限マトリクス

人材の指導などにも利用されることが多い4象限マトリクスとして、縦軸にやる気、横軸に能力、四つに分けられた中は、上の2つが右に委任、左に指導、下の2つは、右に支持、左に命令という4象限マトリクスです。

こうした場合、もう少し頑張ってほしいと思う部下などは、上司から見ると線上にいることが多く、どこにもはっきり分類されていないという状態が多いのです。
でもこの図表を管理する側が見るのではなく、この図表上にいる本人が見ることによって、自分が持っている問題を考え、どのように行動していけばいいのかと考える時には活用しやすいといえます。

つまり企業が団体としてこの4象限マトリクスを利用するのではなく、個人に見てもらう評価として利用する事については細かく利用出来るのではないか?と考える事が出来ます。

製品や事業についてその成長率を見るための4象限マトリクス

人材についてではなく、企業が作っている製品や事業について、その成長率を見るという4象限マトリクスもありますが、この場合、この図表を見ることで客観的に何が足りないのかを把握する事が出来ますし、商品についてはこの商品は何をすれば売れるようになるのか、この商品はすでに何もかも八方ふさがりとなっているので、製品として成り立っていないと考えるべきなのか、といった事を目で確認しながら考える事もできます。

結局使う側がどのような事を目的として4象限マトリクスを利用するのか?ということを考えて、4象限という事にこだわらず必要な升目を作って事業を考えるということも必要になるでしょう。

プロセスマップの活用

業務が見えるようになるプロセスマップを活用しよう

業務がもっと効率よく進まないのか、もっと改善できる点があるのではないか、経営者、また部下を管理する上司という立場にある方は、業務改善に何かできることはないかと常日頃から考えているでしょう。

こんな時、活用したいのが業務のプロセスマップです。
業務の流れをフロー図などにするプロセスマップは、いくつかの手法がありかなり種類が多いので、どれを活用すればいいのか迷ってしまうという方も少なくありません。
自分なりに書いてみたけれど、わかりにくいものになってしまった、もっと見やすくてわかりやすく業務改善に生きる書き方が出来ないのか?と苦労されている方も多いでしょう。

そもそも業務フローって何だろう?

業務フローというのは業務の流れの事で、この流れは業務によってもいろいろあり、例えば工場などでは、作業手順の流れを業務フローと呼ぶ事もありますし、事務的作業については、書類などのデータの流れを業務フローとして考える場合もあります。

この中で注意しておきたいことが、作業手順の流れについてと、書類などのデータの流れ、つまり、インプット・アウトプットの流れのフロー図は全く別の意味を持つ別のものになるという点です。

一般的に業務を行っている現場では、作業の流れのフロー図が欲しいと思いますし、管理する側としては、インプット・アウトプットの流れが知りたいと思う事が多いため、この二つのプロセスは、視点の違いがあるという事がわかります。
わかりやすい業務フローを作るという事なら、業務の流れとインプット・アウトプットを一つにしてもいいのですが、分けてみると非常にわかりやすくなります。

両方を作成し、業務の流れがこういう時には書類はこの様に動いているという事も把握できるようにしておくと、業務全体がクリアになり可視化されわかりやすくなります。

業務フローがある事の楽しさ

仕事に楽しいもの何もないのですが、業務の流れなどにしてみると、働く現場の人たちは業務フローを見て、まだここまでしかきていない、もっと頑張って進めなくてはと進捗を考える事が出来ますし、ここまで来たのか!と思えば、より頑張ろうという気持になります。

トラブルがあった時にも、このフローの子の時点でトラブルが発生しやすい、ここはまた問題点としてあげておく必要があるだろうと管理者側は考える事もできます。

業務、管理共に可視化されていることで、実際に行っている企業の仕事が目で確認でき、モチベーションの向上にもつながるでしょうし、しっかり流れに沿って行う事で、次第に業務終了に向かっていく楽しさを覚える事にもなります。

業務フローを作ったら、今度は細かくその部署ごとのフローを作りあてはめて考えていくと、遅れも少なくなり、問題についてもしっかり考える事が出来るようになります。
大きな視点での業務フロー、管理者が理解できる業務フロー、そして詳細をしっかり部署で確認できる業務フローといった具合に、その場所ごとにしっかりと作り上げていくと、さまざまなことが明確になり、働く楽しみが出てきます。

PDCAの考え方

PDCAとは業務の改善、どういう事なのか詳しく知ろう

最近業務の中でPDCAという言葉を聞く機会が多くなってきたという方も少なくないと思いますが、PDCAをはっきりどういう事なのか把握している人は少ないようです。
PDCAは、業務の改善という意味を持っていますが、Plan「計画」、Do「実行」、Check「評価」、Action「改善」このフレームワークの事をPDCAといいます。

業務管理、改善を行うために必要なフレームワークといわれていますが、詳しく説明すると、まずPlanですが、これがなくては何ごともスタートしませんし、目標を立てることもできません。
しっかりと計画を作る、これが業務の始まりになります。

次にDo、実行です。
Planによって決定した計画を時刻に移すときには、業務の中で計画案などを作り、どのように実行していくことが必要なのか、組み立てを行っていくことも必要となります。
更にCheck、計画を立て目標に向かって実行した結果、どのような成果があったのか、また問題点は何か、という事をしっかりここで把握します。

Checkすることによってこの先、さらに新しいプランを考える時、問題点をクリアした計画を立てることができます。
この時出てきた問題点を元にして、改善するための案を練る、これがActionです。
ただ計画して実行、それをチェックして終了では、次の計画の際、過去のプランよりもさらにいいプラン、問題がクリアされたプランを作る事が出来ません。
チェックからアクションで問題の解決方法を探り、また次のプランにつなげていくというフレームワークがPDCAです。

どのように効率よくPDCAを利用するのか

PDCAをより効率よく実行し、さらに次のプランにつなげていくのか、これをしっかり考えなくてはなりません。
最も大切になるといってもいいのがPlanの作成であり、計画を立てる時には目標が具体的であり、明確になっていないと実行の際、困る事が多くなります。

例えば数値を明確に計画の中に盛り込むという事も大切な要素です。
営業の成績を向上させようという目標よりも、今月の契約は50件を目指すというプランを立てる方がより視覚化され、理解しやすくなります。

このプランを実行した時、何もかもがうまくいくという事はほとんどなく、通常何らかの問題が出てきます。
ここで、根本的にこの問題を改善する方法はないか?という事を具体的に考える必要があります。
ここではなぜ?という事を何度も繰り返すことで、根本的原因をとらえ、後に役だつ改善の方法を複数見つけ出すことが必要でしょう。

PDCAを利用するのはなぜか?それはミスが次第に少なくなるという結果があるから

同じ事を繰り返していても、何も改善する事がありませんが、PDCAによって計画、実行、そしてチェックして問題点を露呈させ、その問題点をどう改善していくかを徹底的に考えることで、次のPDCAにつながります。

PDCAというフレームワークを行うたびに、問題が解決、クリアされていく回数が多くなり、最終的にミスのない業務ができるようになるのです。

報連相を徹底する方法

報連相、これは社会人になると耳にタコができるほど聞きます

報連相、これはどの企業でも必ず新人教育で行う事ですし、業務の中でも必ず、報連相に徹して行う事が大切といわれ続ける言葉です。
報告、連絡、相談、常にこの三つの事をしっかり行っておくことで、自分の身を守る事にもつながるのですが、報連相をしっかりできている人は正直、少ないのではないかと思います。

なぜ報連相が定着していかないのか、まず、部下が上司に対してあまり重要性をもって接していない、という点が挙げられます。
あの人に相談しても答え返ってこないし・・・話しても動いてくれないからどうしようもない、特に問題もないからそのまま実行していいだろう、こうした部下の慢心や上司に対するなめた気持ちが、報連相を行わなくてもいいとかんがえさせる要因となっています。

ころころ変わる社内のルール、これでは報連相どころではない

こういう風にしていこう、こういうルールに沿って動くようにしよう、例えば報告書を書いていたのを簡素化し、当日クラウドを利用してどのような行動をとったか知らせるようにした、しかし報告してこない人も多いので結果また報告書の作成になった、するとまた新しいルールが出来た、という社会の状態が報連相を途切れさせているという事もあります。

部下をまとめる上長がせっかくルールに沿って報告などを行わせているのに、すぐに新ルールが誕生する、そしてまたそれを部下に徹底しなければならない、これでは部下もまたこんなルールすぐに変わるだろう?とやらなくなってしまうのです。

日々の業務がありすぎて報連相まで行きつかない

相談したいことがある、報告しなければならないことがある、それはわかっているのですが、業務がありすぎてこなすことが出来ず、報告したくても連絡したくても、何しろ手が回らない、という状態の部下もいます。

すでに日々いっぱいな状態、またすでに労力を超えている状態では、報連相どころではなく、その日の業務を遂行することで終わってしまっても仕方のないことです。
部下の能力、今抱えている仕事の量などを考慮し、どの位の仕事であれば、ゆとりをもって報連相が活かせる業務となるのか、それを上司がしっかり考えなくてはなりません。

勿論部下が仕事に対して甘い考えを持っているため、報連相に行きつかないという事もありますので、まずはよく部下を観察し、何が足りないのか、また何をすればいいのかをよく考えるべきです。

チェックリストを導入してみてもいい

部下に問題もない、特に仕事上、負荷がかかりすぎという事もない、という事なら部下の慢心という事もありますので、チェックシートを用意し、これをしっかりつけさせて必ずその日に提出されるという事も考えます。

報告する事がないか、連絡することはないか、相談したいことがないか、これを箇条書きにするようなチェックリストを作り、今日の報告書と一緒に提出させます。
報連相に何も書かれていない場合、差し戻しという厳しいルールを作ってもいいでしょう。
定着させるという事が目的となりますので、チェックシートなどをうまく活用していくと、次第に、報連相の重要性を理解するようになります。

キッコーマンの需要予測支援システムとは?

キッコーマンが注目し活用を始めた需要予測支援システム

ビジネスの世界は先手を打つこと、ポイントを絞った先読みを行う事が非常に大切になってきています。
こうなるだろうという予測を立てるという事は非常に難しい事ですが、在庫管理を行う上でも、どの位需要があるのか、という事を予測して受注を行うということが重要です。

キッコーマンといえば日本の中でも有名企業ですし、大手企業という事はよく知られています。
この業界の老舗的存在でもあるこのキッコーマンが需要予測支援システムをいち早く活用し始めているという事は、多くの企業から注目されています。
なぜ、この活用を考え実行したのか、実際にどのように活用されているのでしょうか。

受給担当者への負荷が大きな課題となった

嗜好が多様化しグローバル化したことで、さまざまな商品展開をしていくことが必要となっている現代、需給担当者に対してかなりの負荷かかかっていると感じたといいます。
キッコーマンでは需要数量予測を行う需給担当者は7名、この人材が清算や販売量を確認し、翌月について、需要があるものを予測するという作業を行っています。

在庫チェックを行いつつ、この先何が売れるのか、売り上げのデータなども確認しながら行う作業は非常に手間がかかり、また経験も必要なものでした。
実際、需要予測を行う期間は業務負担が大きく、それを見ていた経営サイドは効率よく予測業務ができる支援ツールを活用してみようかと考えたのです。
しかし、こうしたツールはとんでもない費用がかかり、実際に利用した場合、本当にその元を回収できるのか?と不安がありました。

こうして模索していくうちに、自社の需給予測に利用できる理想的な需要予測視線システムだったのです。
リーズナブルな金額なのに予測精度が、以前導入を考えていた高額パッケージと比較し、ほぼ同じレベルでした。
高額パッケージの方は、需給予測のほかに様々な機能がついているため高額になっているという事もわかりました。

性能、実績さらにどう使うかをよく考えて導入

このソフトはForecastPROというソフトだったのですが、これに1000ほどのアイテム、数年分のデータを入れて予測をかけたといいます。
するとたった1分程度の時間で結果が出てきたというのです。

これまで人材を駆使し労力をかけて出した答えがたった1分で解析できるという事に、非常に魅力を感じ、さらに操作が非常に簡素化されているという事にも注目したといいます。
何も詳しい事が分らない、経験がないという人でも、ワンボタンで結果を出すことができる、これは経験がないと出す事の出来なかった需給予測を、実績、経験がない人材でも可能になるという事を示しています。

ただ利用するに当たり、どのアイテムをどのような周期で利用できるのか、この検証にはしっかり時間をかけたという所も、キッコーマンが需給予測支援ソフトで結果を出し始めているという事の要因でしょう。

人の手をかける部分というのは絶対に必要な事ですが、今、この技術が進んだ世の中で、企業の業態にあったシステムが利用でき、効率化が進むという事なら慎重に考える必要がありますが、こうした先進システムを利用する価値があるのだという事を、キッコーマンが示してくれたともいえます。

ソフトバンクを支えた「A4一枚仕事術」

A4、仕事術、これ聞いたことがありますか?

会議に利用する書類を、時間をかけて作り上げ、ようやく複数枚に及ぶ書類を用意して、会議でしっかり説明していこうと思ったら、それを読んだ上司が「なんだか内容がわかりにくいんだけど、どういう事がいいたいのかな?」と問いかけてきた、これってかなりショックなことです。

でも本当に複数枚必要だったのでしょうか。
何かについて話し合いが必要、それが主軸となる会議でだらだら説明の書かれた複数枚に及ぶ資料は正直言って役に立たないことが多く、資料を作った人の労力が無駄になるだけです。

会議の書類意外でも、ビジネスの中では企画書や報告書などの多数の書類を読み、それを理解し、必要な情報を得て仕事を行っています。
そのなかで情報量が多くなっているという事もあり、それらの情報を書類として簡潔に、わかりやすく作るという事が難しくなっているという現実もあります。
しかし、A4一枚に情報を整理するという技術を得ると、読み手に伝わりやすい簡潔な書類を作る事が出来ます。

人が書類を読んで把握できる内容には限界がある

ソフトバンクで有能な働きをし、その後、自分の会社を経営する三木氏、有名な方ですが、元々ソフトバンクは大きな企業であったという事ではなく、小さいベンチャー企業だったところを大きく成長させていきました。

彼が常に心がけていたこと、それは、A4一枚に要点をしっかりまとめ、相手に伝えたい情報をインパクト強く提供するという独自の書類技術でした。
A4一枚に書類をまとめるという頃ができるようになると、その考え方がプライベートにも生きていくといいます。

人が理解できる、把握できる容量というのは限りがあり、一般的には7±2といわれています。
どういうこと?と思う方も少なくないと思いますが、例えばテーブルの上にお菓子があった時、どんなにそのお菓子の全部を覚えておこうと思っても、7種類しか覚えておくことが出来ないという意味です。
つまり、書類なども同じでそれほどうまく情報を整理していても、許容量を超えるものだった場合、そのほとんどが頭に入らないという事です。

A4一枚に情報を簡潔に盛り込む、というのは非常に難しい事なのですが、これができるようになると、必要最低限の情報を記憶すればいいですし、目線を動かす範囲に情報が凝縮されている、注視安定視野、この中に情報が詰まっているのですから、これは非常に合理的な書類という事になるのです。

A4一枚の書類を作る作業

A4このたった1枚の紙に何を盛り込んでいくか、これが問題です。
まずは何を一番伝えたいのか主題を考え、これを明確に伝える言葉は何か、しっかり考えて盛り込みます。

次にその主題に沿って文章を展開していくわけですが、ここで大切になるのが文章の基本、5W1Hであり、いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのようにして行っていけばいいのか、ここを基本に明瞭で簡潔な文章を作ります。
この部分を長く書いてしまう事が多いので、結局何を伝えたいのか話がぼけてしまうのです。
主題を考慮し明確に簡潔にするという事を考えて文章を展開していきます。

最終的に主題を繰り返すことでこの主題がさらに明確になり、まとまりのある文章となるほか、読み手に一番伝えたいことがしっかりと伝わる文章になります。
最初はA4たった1枚にどのように文章をまとめていけばいいのか迷いますが、何度も繰り返し行っていくと、次第に要点を明確に主題を明瞭にした文章が書けるようになります。

クラウド化で業務改善

クラウド化で不必要な業務を一掃、ビジネスはもっと素敵にできる

システムイメージ
クラウド契約書管理システム「Ofigo契約書管理」

近年は、このような契約書を一括管理できるサービスのように、クラウドサービスを用いた技術が普及し、企業でも個人でも利用されている方々が多くなっています。

クラウドというのは何か、というと言葉を直訳すれば雲という意味です。仕事で便利に利用できるクラウドはクラウド・コンピューティングという正式名称があり、パソコン内のデータ、ソフトなどについてネット上のサーバーに移行し、必要なときに利用できるようにしておく、というものです。

このインターネット上にあるサーバーというのが、そこにあるものとしてつかみにくいものなので、ぼんやりした状態・・という事で、クラウド「雲」というイメージが利用されています。

仕事場でクラウドがもたらしたこと

クラウドサービスが始まり、ビジネス上でどのような事がもたらされたのかというと、業務が効率よくできるようになったという事、さらにコストについても確実に削減できるとして、企業の強い味方となっています。最初こそ、大企業が取り入れたサービスですが、現在は中小企業もまた個人事業主なども、積極的に利用されています。

どのように業務の効率化ができるのか、コスト削減が可能となるのか、実際に企業がクラウドを取り入れたことでどのような事が出来たのか、その実績を知っておくとクラウドの魅力がより鮮明に見えてきます。

メールの確認も即可能になった

以前、クラウドがなかった時代、取引先や顧客から営業あてなどでメールが来ても、出先で確認するなどが無理だったので、どうしても急ぎという場合、いちいち帰社してメールを確認する必要がありました。

クラウドされていないパソコンで仕事を行うという事は、こういう面倒なことが多々あったのです。こうしたメールばかりではなく、顧客の方から商品詳細の確認の電話が来た、しかし今資料を持っていない、今ならクラウドと別のサービスを利用しクラウド上でデータを確認する、ファイルを保管し共有するという事が出来ます。

サーバーで・・・という事もできますが、サーバーの場合、構築費用、サーバーの利用料などかなりのコストがかかります。コストという面でも、クラウドはかなり企業を楽にしてくれたのです。

上司の承認などについても楽になった

クラウドでは申請から決済までクラウドで完結するサービスなどもあるので、今までのように、上司に合う事が出来ず、申請も出来ない、申請しても進捗が分らないということもなくなりました。

出もクラウドの場合、こうした進捗情報がわかるほか、交通費清算や経費採算ツールといったものもあるので、承認、清算などについても非常に楽になったのです。何かを確かめる、必要なものがあるという時でも、クラウドは非常に大きな力となります。

導入をしていない企業の皆さんは、どのようなサービスなのかしっかり調べてみる方が、業務の効率化につながると思いますので、一度サービス内容に目を通してほしいです。

時短マインドの考え方

日本は働きすぎ?働き方をそろそろ考える時期

日本人はなぜこんなにも働くのか?と海外の方から聞かれたこともありますが、確かに日本人は仕事とプライベートの区別がついていないといえるのかもしれません。
もっとゆとりをもって仕事が出来ればと思いますが、ゆとりどころではなく、これから「人間の仕事が少なくなっていく」という事が考えられるのです。

人間の仕事が少なくなっていくというのは、「AIの出現」によってより現実味を帯びてきました。
AIというのはみなさんもご承知の通り、人工知能です。
想定の4倍という速度で普及が進んでいるという事がいわれており、日常生活はもとより仕事上でもAIの利用が多くなっていくのではないかといわれています。

実はこうしたことが近い未来におこるであろうと予想して、AIが大量に利用されるようになった場合に利用を考えたい最低限所得保障について議論されるようにもなっているのです。
AIが人のビジネスの中に入り込んできたら、実に7割もの仕事が奪われるのではないかとされており、アメリカなどでは20年くらい先、雇用者の50%近くの仕事がコンピューター化、つまりAI化され、人は洋なしとなるのではないか、など想像している方々も多いのです。

これから考えていきたい自分の働き方と将来

ギスギス働く時間が終わり、AIが導入されるようになれば人の雇用も少なくなる、若しくは残業などもなくなり、休日がふえる可能性もあります。
しかしお給料という面ではどうなのか?という不安感の否めません。
こうした時、現在副業をすでにされている方も多いのですが、自分が自由になる時間を使い、副業や趣味などを謳歌するという事も考えていくべきです。

AI導入で人の雇用が少なくなるかもしれないということが将来、いつどの時点で起るのかということはわかりませんが、こうした時間は自分で作る事もできる、と考えられます。
現在、副業をこなされている方の中にも、本業の残業をなるべくしないようにし、副業を行う時間を自分で作るという事を行っている方も多いのです。

こうした時間を持つことは、自分が好きな事を出来る時間にあてる事も出来、また副業で行っていることを将来、本業にしたいという願いがあれば、その鍛錬に利用する事もできるという事になります。

残業をゼロにすることが本当にできるだろうか

有意義な毎日、将来を見据えた毎日を送るために、残業はしない(できる限りしないようにする)と決めると、おのずと日中の仕事に集中でき、時間内で効率よく仕事を行う順序などを考えるようになります。

継続的によい仕事を良い状態でできる、本業も、副業また趣味なども自分が思うようにできているという生き方は、忙しく時間が全くないように見えても非常に充実していて、本人にも精神的ストレスが少ないのです。

常に緊急な事、トラブルなどが起る事を予測しておき、そのトラブルに対応するための対処について、日頃からしっかり考えておけば、問題発生時にもあわてることなく、最短の時間で対応できます。

時間がない・・・・という人は今一度、自分の仕事の仕方をよく考えてみてください。
時間がないのではなく作るのが下手という事もあります。

ショートカットキーの活用方法

本当にアウトソーシングが必要なのか

業務を外部の企業等に委託するという事を検討する企業が多くなっていますし、実際に外部に業務を委託しているという企業も少なくありません。
ほとんどの企業がほぼ同じ業務を毎日こなしているので、慣れてくれば効率よく動けるようになりますが、効率よく動けるようになっても残業が減らない部署もあります。

どのような業務なのか、企業によって違いがあると思いますが、経理という部署は常に同じことの繰り返しでも業務量が多く、ソフトがあって以前よりは業務が減ったとはいえ、金銭を扱う部署となりますので気を使いつつ、時間もかかるという大変な部署です。

こうした部署で現在よりも効率よく業務を遂行するために、是非知ってほしいのがショーっとカットキーの利用、ボタンのカスタマイズなどです。

普段利用する事が多いオフィスのショートカットキーを多用する!

エクセル、ワード、パワーポイントなどはどの業務でもかなり利用されるソフトだと思いますが、実はあまりショートカットキーを利用されていないという現実があります。
業務効率化を考えるとショートカットキーはとても便利で、時短テクとなりますので、覚えてしまえば楽々作業ができるようになります。

すでにご存知かと思いますが、コピーにCtrlとC、ペーストにCtrlとV、切り取りはCtrlとX、これは基本として覚えておくと便利です。
コピーやペーストはネットを利用される方にとって何度もいじる場所となるので、マウス操作ではかなり時間がかかります。

ショートカットを利用してコピー、貼り付けを行う場合、例えばエクセルならマウスで選択してCtrlとCを利用しマウスで移動、そしてCtrlとV、数秒で終わります。
ショートカットを利用せずマウス操作する場合、マウスで選択して右クリックしてマウスで移動して、また右クリックして貼り付けるという作業です。
数秒の差・・・とはいえこの作業を繰り返し行う方にとって、塵も積もれば山となるで最終的にかなりの時間差となるはずです。

ボタンをカスタマイズすると非常に効率がよくなる

次にボタンのカスタマイズです。
この方法は様々な方法があるのですが、一番便利なのが、よく利用するコマンドを利用しやすいエクセルの一番上に表示させるという方法です。

エクセルのマークがある下、リボンの部分を右クリックするとクイックアクセスツールバーのユーザー設定という所が出てきます。
そこでよく利用するコマンドを選択し、追加をクリックするだけで、エクセルの一番上部分に、リボンを表示しなくても普段よく利用するコマンドが出てきます。

この様に、自分が使いやすいようにボタンをカスタマイズするというだけでも、かなり作業効率がよくなると考えられます。
ショートカット、ボタンのカスタマイズを利用すれば今よりもずっと作業効率のいい業務ができるのではないでしょうか。