4象限マトリクス

解析などに利用される図表、4象限マトリクスを知っているでしょうか

皆さんは4象限マトリクスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
最近この言葉はWeb、解析などの分野でよく利用されるようになっていますが、4象限マトリクスというのは、横軸、縦軸を中心点で交差させた図表です。
勉強の中でもこうした図表は見たことがあると思いますが、例えばWebサイトについての4象限マトリクスの場合、横軸にはサイトに入ってくる回数、縦軸にはチョッキする率などを示しているものが多いです。

こうした図表は会議などで利用されることが多く、プレゼンなどでも活用されています。
入口から入ってくる回数が多いけれど、直帰率が高いページという事は、内容をより深いものにしなければならないと考えることができる、入口から入ってくる回数は少なくても、直帰する率が低いという事は、内容が充実しているけれど入り方がわかりにくい、入ろうという気にならないスタートページという事になるので、サイトのデザインや広告などを考え直す必要がある・・などの分で気ができます。

しかしこの図表の特徴としては非常にどっちつかずな印象があるという事で、最終的にどのようにしていくべきなのか?という事を考える時には、議論ばかりになり結果がでなということもいわれています。

人材の指導等に利用されている4象限マトリクス

人材の指導などにも利用されることが多い4象限マトリクスとして、縦軸にやる気、横軸に能力、四つに分けられた中は、上の2つが右に委任、左に指導、下の2つは、右に支持、左に命令という4象限マトリクスです。

こうした場合、もう少し頑張ってほしいと思う部下などは、上司から見ると線上にいることが多く、どこにもはっきり分類されていないという状態が多いのです。
でもこの図表を管理する側が見るのではなく、この図表上にいる本人が見ることによって、自分が持っている問題を考え、どのように行動していけばいいのかと考える時には活用しやすいといえます。

つまり企業が団体としてこの4象限マトリクスを利用するのではなく、個人に見てもらう評価として利用する事については細かく利用出来るのではないか?と考える事が出来ます。

製品や事業についてその成長率を見るための4象限マトリクス

人材についてではなく、企業が作っている製品や事業について、その成長率を見るという4象限マトリクスもありますが、この場合、この図表を見ることで客観的に何が足りないのかを把握する事が出来ますし、商品についてはこの商品は何をすれば売れるようになるのか、この商品はすでに何もかも八方ふさがりとなっているので、製品として成り立っていないと考えるべきなのか、といった事を目で確認しながら考える事もできます。

結局使う側がどのような事を目的として4象限マトリクスを利用するのか?ということを考えて、4象限という事にこだわらず必要な升目を作って事業を考えるということも必要になるでしょう。