キャリアコンサルタントの資格を取得するメリット

求職者のキャリア形成を助ける

名称独占の国家資格となっており、資格保有者のみが名称を用いることが出来ます。
以前は、キャリアカウンセラーなどの民間資格もありましたが、各種似たような名称の資格がありました。
しかし今回この国家資格が出来たために、他の紛らわしい名称は使用できなくなっています。

求職者のキャリア形成を、相談やアドバイスなどによって手助けできる資格となっており、コンサルティング業務の一環を行います。
活躍の場としては、人材派遣会社で、登録者の面談やマッチングを行えます。
その他にも、一般企業や教育機関で、進路相談やキャリア相談なども行うことができ、ハローワークなどの公的機関でも働けます。

キャリア形成の手助けを出来る資格となっており、多くの方の進路相談に応じ、将来の一歩として手助けできます。
またどこかの会社や組織に所属せず、一定の経験を積んだ後は、独立して、フリーランスとして仕事する方もいます。
就職ではあまり有利になる資格ではないですが、人材派遣会社やハローワークなど、働きたい場所が決まっているならば、大いに役立つ資格です。
しかも今回国家資格となったので、資格としての信頼性もあります。

試験を受ける場合

この資格を取得するために、試験を受けるならば受験資格があります。
関連する仕事に3年以上従事している、技能検定の学科か実技試験に合格する、または認定講習を受けるのどれかをの条件にマッチしないと、受験資格は得られません。
もしも初めて資格取得を目指す方であれば、講習を受けるのが、一番簡単な受験資格を得る方法です。

試験は年4回行われており、学科と実技、実技は論述と面接があります。
前回まで学科か実技のどちらかに合格していれば、試験ではそれは免除となります。
これまで数回行われてきましたが、毎回合格率は違っており、20%の年もあれば、50%の年もあり、その年によって難易度は変わってきます。

試験は全国6カ所で行われ、学科と論述は同じ日に、実技面接が違う日にあります。
この2つはそれぞれ日程が離れているので、もしも近くに受験会場がないとなれば、会場まで行かないとならず、2回行くことになります。
筆記試験では70点以上、実技試験では90点以上取得すると、合格となります。

試験に合格すると、資格取得となり、この資格所有者として名乗ることが出来ます。
ただ正式に資格取得者として名簿に登録することになるので、登録料がかかります。
資格取得後は、5年ごとに更新となっており、更新するときには講習を受けないとなりません。
2016年に国家資格となったばかりですが、国家資格ながらも、比較的取得しやすい資格と言えるでしょう。