2009年から始まった国際的な英語能力試験「PTE Academic(PTEアカデミック)」

PTE Academicとは

現在、非常にたくさんの英語能力試験が存在しているのですが、その中でも2009年にはじまった新しい試験がPTE Academicです。
こちらは日本ではまだ認知度が低く、日本語のテキストも少ない状態です。
英語を母国語としていない人のための試験であり、海外の大学や大学院の入学試験に使う目的で作られたのです。
試験では日常的な英語の能力をチェックされ、徐々に世界中の大学で採用されるようになっています。

スピーキングとライティング、リーディング、リスニングの技能が試験されます。
さらに文法やスペル、語彙力といったスキルの測定も実施しており、総合的な英語力を測れるのです。
イギリスのメディア総合会社によって開発され運営されています。
日本では東京と大阪にテストセンターが設置されており、オンラインで申込みをして受験できます。

すでに英語の能力試験としてはTOEICやTOEFLがあるため、PTE Academicに疑問を持つ人がいるかもしれません。
こちらの試験のメリットは、まずいつでも受けられる点です。
年間に360日以上も受験日程が用意されており、試験をしてから5日後に結果が分かります。
コンピュータによって採点が行われるため、とても公正なテストとなっています。

これから仕事や留学で英語を用いるという人に向いている試験内容です。
純粋に英語力を高めたいと考えている人にも適した試験といえるでしょう。

PTE Academicの試験内容

まずPTE Academicは16歳以上の人で母国語が英語でなければ、誰でも受験できます。
東京の日比谷と大阪の梅田の2カ所で受験できます。
どちらもアクセスの便利な場所のため、気軽に向かうことができるでしょう。
申し込みはすべてオンライン上で受け付けており、支払いはデビットカードかクレジットカードのみです。

受験料はだいたい2万円から3万円程度となっています。
試験時間は3時間を超えるのですが、途中で10分間の休憩があります。
当日は身分証明をする必要があるため、きちんと持っていきましょう。
結果は5日後にホームページの自分のアカウントのページから確認できます。

テストには合格不合格はなく、10~90点のスコアが表示される仕組みです。
試験はスピーキング&ライティングとリーディング、リスニングの3つのパートに分かれています。
リスニングではイギリス英語やアメリカ英語、オーストラリア英語などさまざまなタイプの英語が使われます。
スピーキングはヘッドセットのマイクが用意されており、3秒以内に解答しなければいけません。

ライティングではタイピングする必要があるため、注意しましょう。
スコアレポートが用意されて、これは各教育機関へ郵送することもできます。
英語の勉強に興味のある人はぜひとも受験してみましょう。
自分の英語の力を客観的に測りたいときには便利な試験となっています。

今後は日本でもこちらの試験がどんどん注目されるようになるでしょう。