2:8の法則

業務を2:8で考える

ABC分析の項目でも多少触れましたが、ここではより具体的に「2:8の法則」について紹介します。
この法則はパレートの法則と呼ばれることもある、というのはすでに説明したとおり。
このパレートの法則を経営に落としこむためには、まず自分でパレート図を作成しなければなりません。

パレート図の作成の仕方については、下記サイトに紹介されていますので、参考にして下さい。
>>http://www.nsspirit-cashf.com/logical/how_to_make_pareto.html
経営情報からこのパレート図を作成したら、次に法則通りになっているかどうかを確認しましょう。

このパレート図からわかることは、数多くあります。
顧客と売上数のバランスや、商品売上と全体売上の関係、胡椒の原因と部品の割合、プログラム処理と時間の関係、などなど枚挙に暇がありません。
問題がありそうな分野に関してのパレート図を作成し、状況を把握することがまず第一です。

活用の方法

では、実際にパレート図を活用するための方法について紹介します。
最初に行なうべきなのが、パレート図を元にして戦略を考えること、そして、この戦略においてやってしまいがちなミスであるのが、「すべてを解決しようとする」ことです。
業務の改善は、一つ一つやっていくしかない、地道な作業であることを念頭に置いておきましょう。

次に、顧客満足度の調査です。
主にサービスの対象となっていなかった人や、戦略対象ではなかった人から問題が発生しています。

こういった問題を放置しておくと、今度はメイン層にも不満が広がってしまう可能性が出てくるでしょう。
水際で問題を停止させるためにも、それぞれの問題点を見て差別化し、解決に努めることが重要です。

最後に、ウェブ経営の目安にする方法。
ウェブ経営においては特に上位層と下位層との差が大きく、パレート図でも把握しやすくなります。
アイディアの創出に活用するなどして、より良い経営が出来る形態を考案するようにしましょう。

同時に、マーケティング戦略を取ることがパレートの法則の利用において重要です。
ただ図にしただけで満足してしまっては、効果に期待が出来ません。