マルチタスクは非効率

マルチタスクは実は良くない

仕事の効率のよい仕方の1つとして「マルチタスク」というものが言われることがあります。
マルチタスクというのは、同時にいくつかの仕事をこなすことによって、時間的効率を向上させる、というものです。
最近ではコンピュータのCPUなどはマルチタスクが可能になっているものが多く、確かに効率よく仕事が出来るようになりました。
しかし、人間の脳はコンピュータとは違います。

実は人間の脳というのはマルチタスクには向いていません。
1つのことに集中する能力は高いものの、2つ以上のものにとりかかると急激に能力が落ちると言われています。
2つのことをした場合、1につき50%落ちてトントンになるのではなく、80%以上落ちてマイナスとなると言われています。

さらに、マルチタスクを多用していると脳にダメージが募り、認知症などを招くのではないか、という研究結果もあります。
長年に渡って行い続けていると戻れない状態になってしまう可能性もあります。

マルチタスクからシングルタスクへ

では、マルチタスクが常態化している人が、シングルタスクへ移行するにはどうすれば良いでしょうか?
まず重要なのは、「取捨選択」をし「優先順位」を付けることです。
同時にやるのではなく、先にやるべきことはどれなのかを判断することが重要だということです。

そのため、まずは「やるべきこと」をリストアップしましょう。
これをTo-Doリストと言います。
そのリストのなかで順位をつけ、その順番でタスクをこなしていきましょう。
こうすることで1つのことに対する集中力が上がり、100%の力を発揮できるようになります。

また、休憩を取るのも重要です。
脳を休めることで、再び活動の活力を高めることが出来ます。