目的を見定めた業務改善

目的を定める

業務改善において、最も失敗に直結しやすい状況というのはどんな状況でしょうか?
様々な考え方がありますが、中でも問題となるのが「目的がない」という状況です。
目的なくして業務改善を行なうということがあるのか?と思うかもしれませんが、実際にはこのような改善というのが行なわれ、そして失敗している例が多いにあります。

ただ、業務改善における目的の設定が難しいのが「大きな目的」を1つ定めれば良いわけではない、ということです。
というのも、会社では人それぞれ行っている業務に違いがあるため、1つの目的を目指すとしても、それぞれの現場レベルでは目的が違ってしまうためです。
例えばコスト削減を目的とした場合、立場による違いを考えてみましょう。

経営者の立場から見た目的が「コスト削減」という大きな1つとなります。
これを受けて、部署の人間は「具体的なコスト削減方法の考案と導入」を目的として動きます。
そして、その部下は「その方法の細かい実現方法」を目的とし、社員はそれに沿った仕事を目的として動くわけです。
これではまとまりがなく、最終的な目的が不明瞭になってしまって失敗に直結してしまいます。

現場によって目的を変える

ではどうすれば良いのか?というと、一つ一つの現場を見て、それに合わせて現場レベルで目的を変えることです。
大きな目的だけを指示されても、下の人が独自の判断でその目的を解釈して活動するのでは、最終的な問題解決方法として収束しません。
例えば、末端の社員に対して「コストを下げろ」と注文をつけても意味がない、ということです。
社員にとって重要になるのは、経営改善によって自分たちにも利益があるのかどうか、ということです。

自分達に利益がある、ということが分かれば、それが1つの目的となり、より積極的な活動を誘発することができます。
しかし、これが無いとなると極端にやる気がなくなってしまう可能性もあり、現場レベルで失敗する可能性があるわけです。
大義名分を仕掛けて改善を促すことが目的を見定める業務改善において重要なポイントです。

その中でも、コスト削減がしやすいものがあります。
それがプリンターです。
大半の企業では、プリンターはリース契約をしており、印刷した分だけお金が発生するというものになりますが、最近では定額制で印刷し放題というサービスもあります。

デジタル化が進んでいるとはいえ、紙媒体が必要なときもまだまだ多いです。
そんな時、印刷コストを気にしてしまい、出来栄えが悪い資料になってしまえば本末転倒ですよね。

少しでもコストを抑えたいけれど、印刷枚数などは減らしたくないという場合にもレンタルプリンターサービスをお勧めします。