販売士の資格を取得するメリット

販売に関する専門的な知識を得られる

リテールマーケティング検定とも言われている検定であり、販売士検定に合格すれば、販売に関する専門的な知識を得られます。
販売士には1級・2級・3級とあり、その中でも3級が一番簡単ですが、3級を取得しても、十分に知識は得られます。
3級であれば、小売業をメインとした、マーケティングの知識、そして売り場作りなどのを学べます。

もしも販売業に携わっているならば、販売士検定に合格すれば、昇給に繋がる可能性もあり、キャリアアップも可能です。
特に、百貨店などで働いていれば、現場で大いに役立つので、取得して損はないでしょう。
また、小売り事業を行っている会社であれば、販売士の知識を高く評価する会社もあります。

小売業を目指している学生、または転職を希望する方であれば、販売士は採用で有利に働くこともあります。
販売に関する知識とスキルを持っていることの証明となるので、採用面接では取得しておけば、評価が高くなる可能性はあります。
ただ3級は中でも特に簡単になっており、販売業で活かすとなると、2級以上を取得した方が良いです。
1級となると、中小企業診断士や会社経営に関する内容が含まれるために、3級と2級とは別格の資格になっています。

試験の難易度と試験内容

販売士には1級から3級まであり、3級と2級は合格率が50%前後、1級は合格率が20%前後です。
実際に3級と2級ではそれほど難易度は変わらず、取得するならば2級がおすすめです。
最初から好きな級の試験を受けられるので、勉強次第で合格可能です。
2級であれば、1ヶ月程度勉強すれば、合格した人が多いです。

勉強時間で言うと、3級30時間、2級60時間、1級500時間程度で合格可能です。
1級は国家試験並に難しいので、販売士の資格を得たいならば、2級か3級がおすすめです。
それぞれの級で5科目から出題され、どの級でも科目は同じです。

・3級 : マークシート方式となっており、試験時間は2時間30分です。
・2級 : マークシート方式となっており、試験時間は3時間30分であり、休憩時間が20分あります。
・1級 : マークシート方式の選択問題と、記述問題、さらに面接が10分あり、合計4時間10分の試験時間となっており、途中休憩と食事休憩があります。

合格ラインは、1科目50%以上得点し、合計で70%以上得点することです。
1級の場合は、面接にも合格しないと資格は取得できません。
しかし、5科目ありますが、合格ラインに達した科目は、次回免除されます。

試験は全国の商工会議所で行われ、3級と2級は年に2回、1級は年に1回試験が行われます。
試験日の2ヶ月から1ヶ月前までに、申し込みが行えます。